五徳

最近、夏目漱石の「こころ」を読んでいる。

今年になって読んだ本のリストを見返してみると、わりと最近の本ばかりを読んでいて、入ってくる情報がなんだか偏っている気がしていた。

そんな時に考えたのが古典文学を読んでみる、ということだった。
友人からのススメもあり、「こころ」を読んでみる。

文体や時代背景が明治時代のものであるが、人の心の機微や物語の背景がとてもリアルに訴えてくる。

とても柔らかい感じがするし、とても面白い。

その中で、出てきた「五徳」というものが妙に気になった。

囲炉裏にの中におき、鉄瓶とかを載せる3本足のあれだ。

3本足なのになんで「五徳」なのか?

五徳の由来を調べていても、どうして「五徳」という言葉になったかがなかなか出てこない。

どうして「五徳」なんだろう。足が3本しかないのに。