園庭開放

娘が今日で1歳と5ヶ月になりました。

言葉にはまだまだなっていないですが、「イヤ」とか「あっち行きたい」とか
「あれ取って」とか「このフタ開けて」とか、
表情と指差しとなんとなくそれっぽい雰囲気の言葉でいろいろと表現できるように
なってきました。

喜んだり、怒ったり、泣いたり、楽しそうだったり、文字通り喜怒哀楽を
そんなにしなくてもよくね?と思うくらい表現し、
そんな子供に思いっきり振り回されつつ、疲れたーなんて言いながらも、
笑顔を見ると、疲れが一気に吹っ飛んだりする不思議な感覚があったり
子供にいろんなコトを与えてもらいながら、親も子供も喜怒哀楽を堪能しながら
1年と5ヶ月過ぎました。


今日は近所の幼稚園が園庭開放をしていたので、子供を連れて行ってきました。

僕が行くのは2度目です。

前回は1歳の子供だけが対象の園庭開放で、子供と親のペアがぽつぽつと
点在しているような感じでした。

今日は、通常の幼稚園が開かれていて、その中に近所の3歳くらいまでの
幼稚園に通っていない子供も参加していいですよーという日だった。

普段なかなか見れない、幼稚園の中をわりと自由に見せてくれて、
どんな先生がいるか?どんな子供達がいるか?どんな施設なのか?などなど
見学もかねて約2時間ほど参加しました。

0歳から5歳くらいまでの子供達が15人くらいいて、本当にみんな
おもいっきり遊んでいました。

先生達も追いかけたり、追いかけられたり、水かけられたりと
大変そうです。。

当たり前な感想になってしまいますが、この中にいる大きな子でも、5歳です。
5歳の子供達がちゃんと、小さな子供達の面倒をみているんですよね。

すごいなぁと思いました。

強制的にやらされているんではなく、自然と小さい子の手を引いたりだっこしたり
一緒に遊んだり、なぐさめたりしているんですよ。

いやーすごいなと思いました。

先生達が率先してそういうところを見せているのかと思っていたんですが、
どちらかというと、子供達が自由に遊んだりしているのを、ちょっと外から
見守っているというか、サポートしているような感じです。

子供達が率先して、自主的に何かをしているんですよね。

もう一度書いちゃいますが、大きくても5歳の子供です。

僕の子供も、初めて見る子供達がほとんどなので、ちょっと恥ずかしそうに
はじっこで、まだ足がつかない三輪車にまたいでいたら、4歳と5歳の子が
「押してあげる」て言ってくれて、一緒に遊んでくれました。

最初は、勢いがありすぎて、転んでわーわー泣いちゃいましたけど、
そのとき、すうーっと保育士さんが来て、「ごめんなさいは?」と
言うんです。

そしたら、その子はちゃんと「ごめんなさい」って言うんですよね。

場を管理する人ってこういうことなんだろうなぁと改めて実感しました。

そしたら、次にはもう1人の子が「今度はゆっくりやろうね」と言ってくれて、
今度は転ばずに楽しそうに遊んでいました。

集団になると、必ずそこには、あるコトが強い/弱いとか、できる/できないとか
そういう何かしらの優劣というのはあります。

そういうものを、自然と子供達はお互いにフォローし合って
フォローすることを学んでいくんだなぁと思いました。

そういうことを潜在的にやれるような力というか能力というものを
本当は人は持っているものなんでしょうね。


この子達が今度は幼稚園を卒園し、小学校に入った時には、
一番「下」であり「弱い」ということになってしまうと、
この相手をフォローするということを忘れてしまうんじゃないかと
思いました。

ずーっとフォローされ、フォローする立場に居続けられたら
いいのにと思ったのですが、今はそれはできないですものね。

卒園や卒業と同時に、毎回リセットされちゃいます。

なんだかもったいないなぁと思いました。

・自発的にいろんなことをやり、学ぶ環境を作ること
・卒園や卒業と同時に立場がリセットされるもったいなさ

そんなことを感じた園庭開放の一日でした。