文章を書くコツとは?

ずーっと前、なかなか自分の考えや伝えたいことを文章に落とせないでいるとき、文章を書くことや言葉を商売にしている友人のにこんな質問をした。

「文章を書くときのコツというか、書き方とか、そういうのをまとめてあるような本を教えて。」

そしたら、そいつから帰ってきた言葉がこんな感じだった。



文章っていっても色々あるべよ。

キャッチコピー、説明文、取材記事とか。

それぞれでテクニックって違うど。

ただ、どれにも該当しているのは、ファクトを集めて文章にするってこと。
その軸さえブレてなければ正しい文章、伝わる文章ということになる。

たとえば、ユーザーの生の声とかはファクトだし、そのまま(心をわしづかみするような)コピーにもなりやすいな。


ソーラー住宅とかの宣伝文句でいえば

「環境貢献が目に見えるって楽しい!」

とか


あと、テクニック的なことでいえば、答えを先にもってくるか後にもってくるかとか。
文章が長くなりそうなら、答えは先にもってきたほうがいい。

とか。

それと、

文章を書くときのコツみたいな本は知らん。
ンなの見たら面白い文章なんて書けん。

本当に目からウロコだった。

その頃って、「きれいな文章を書こう」とか「うまく書こう」とか「かっこいい言葉を使いたい」とか、ようするに、自分の器がちっちゃいのに、それを超えるような形で周りに見てもらいたいと思っていたんだと思う。

いつもいろんな文章を読んでいて、時々感じる「うさんくささ」「ウソくささ」みたいなものを、自分から進んで文章にしていたんだと思った。

正直に、思ったことをそのまま、でいいんだよなー

面白いと思うフィクションの文章(小説とか)でも、その中に込められている想いとか考えとか面白いと思うこととかは、その作家がそのように思っていることをフィクションと言う形で表現しているから、僕らにも伝わるということだし。

「うさんくささ」「ウソくささ」という加齢臭よりも気持ちの悪い臭いを、最近出していた自分にたまたま今日気付いたので、自戒の意味も込めてエントリー。