福井散策:vol.9

コース最後のポイントの藤島神社に向かいます。

最後の最後までこのパンフの悪口を書かないと行けなくなるのは
ちょいとつらいが、ここが一番分かりにくかった。

継体天皇像から藤島神社への経路は、パンフ上では道を挟んで
反対側になっている。

だけど、継体天皇像の近辺からは全く見えないし、案内もない。

ウロウロ回っていたら、親子でいらっしゃっている方がいて、
聞いてみたところ、藤島神社の場所をご存知とのこと。

聞いてみると、地図と全く違う!!

その方も、このパンフの地図を見て、「ちょっと変ね。。」と
おっしゃってた。

JRの方、パンフの地図は変えた方がよいかと思います。。

その方から伺ったように進む。

行ったん足羽山を降りる訳ですが、この降りる時っていうのも
結構大変です。

よく登山の番組などで、登頂までを放映し、下山する時のものを
放映しないのは、もしかして、みんなテンション下がってしまって
放映できないような状態なんじゃないのか、とか考えながら
下山した。

一旦大きな道路に出て、教えてもらったように進みます。

すると見えてきました。藤島神社の看板です。


説明してくれた人が行ってた通りだ。分かりやすい!


その看板のところを曲がり、後は坂道を上って行きます。
自転車で上り続けるのは難しいので、押しながらあがって行きました。


上ります。


どんどん上ります。


途中で、水子供養寺がありました。

子供がいる身としては、本当に胸が苦しくなります。

水子地蔵があるところに、おもちゃなどが置いてあったのですが、
そこに、あるお父さんからの手紙が置いてありました。

見えるようになっていたので、失礼かと思ったのですが
内容を拝見させていただきました。

「毎日来ているよ。」「さびしくないかい?」という内容がびっしり書かれています。

本当に胸が苦しくなります。

福井散策:vol.6」で書いた、橘曙覧という方の記念文学館でも
感じましたが、子供を亡くすという悲しみや苦しさの深さは
想像しただけでも、とてもつらく感じます。

実際に亡くなられたお子さんのご両親はどのような気持ちなのでしょうか。

前に自分の子供が深夜に突然、高熱を出し痙攣を起こした時のことを
ちょっと書きました
その時の胸が締め付けられるような苦しい感じが
もっともっと深くなるのだろうなと考えるのですが、
どうしても想像力が働きません。

そういう想像をすることを心が拒否をしているような
不思議な感じになりました。


水子供養像でお参りをして、藤島神社へ向かい、さらに坂道をあがって行きました。

そして、やっと着きました。


ここも工事中でした。。。


藤島神社は、Wikipediaによると、

南北朝時代の武将・新田義貞主祭神とし、
義貞の子の新田義顕新田義興新田義宗、弟の脇屋義助
および一族の将兵を配祀する。

とあります。

歴史としてはこのような感じです。

  • 新田義貞は延元3年(1338年)に戦死
  • 明暦年間(1655年〜58年)、その地から新田義貞の兜が発見された
  • 万治元年(1660年)、福井藩主・松平光通は兜が発見された場所に「新田義貞戦死此所」の碑を建てた
  • 明治3年(1870年)、福井知藩事・松平茂昭は新田塚に祠を建てた

数百年単位でこのように動きがある、というのは今の時代ではなかなか
想像ができない時間の流れです。

延元3年(1338年)という時代は実際にはどのような感じだったんでしょうね。
資料などで残っているものはあると思いますが、もちろん映像や写真などは
ないわけで、あくまでも現代では想像するしかないわけですものね。


と、そんなこんなを思いつつ、全てのコースを回りきり、後はホテルへ戻ります。


帰りは下り坂で、自転車でスイスイ進みます


こけるところでした。。。


そして、「福井散策:vol.6」でちらっと出てきていた
歩道と路面電車の線路がえらい近い場所を帰りも通るので
今度こそは、電車が通るところを写真に撮ろうと、しばし待ちます。

そうしたら、やっと来ました!


来た!


近づいてきます


結構目の前!


さようならー


これでもう思い残すことはないです。

ここまでで16時ちょい過ぎなので、スタートしてから約6時間ですね。
自転車で回る福井散策でした。

こんなに長くなるとは思いませんでした。

でも、知らない土地をちょっとでもいいので、回ってみるというのは
体や脳にとてもいい刺激だったような気がします。

茂木健一郎さんだったか、違う人だったか忘れてしましたが、
いつもと同じようなことを、いつもとちょっとでもいいので、
「違う場所」でやってみるといい。と。

脳の信号は、環境が変わると、それに合わせて変わるため、
いつもと違うアイデアや気付きが得られやすいと。

その話を聞いて、前職でも、よく自分のデスクと違うところに行って仕事を
していたのですが、確かに効果があるんですよね。

今回の散策なんかもそうですが、始めての土地を割とじっくり
回ることで、あんまり今まで考えたことがないようなことや
忘れかけていたアイデアについて、思い出したり。

とてもよかったと思います。(疲れましたけど。。)

これからも知らない土地に行った時には、少しでもいいので
その土地の観光マップ片手に、回ってみようと思います。

福井、本当にいいところです。



今回ゲットした塩。ホテル帰ったらもっとすごことになってた。。
写真撮っておけばよかったなぁ。